返ってくる言葉は、「いやや」と「うん」だけ。

それでも、表情や声の調子、日々の関わりの中に、その人の思いは確かにありました。
新任職員の頃に出会った利用者さんとの経験を、今も支援の原点として大切にしているNさんに話を聞きました。

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言葉にならない思いを、
#ジキョれで受け取る

Nさん

指導員(救護) / 2014年入社

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大阪自彊館に入職したきっかけを教えてください。

大学のゼミの教授が生活困窮者支援の研究をしていて、大阪自彊館のことを知っていました。長い歴史があり、福利厚生もしっかりしている法人だと勧められたことがきっかけで、入職を目指すようになりました。2014年4月1日に入職し、今年で12年目です。最初の10年間は障害者支援施設いまみやで勤務しました。10年目からグループリーダーとして配属され、11年目から救護施設白雲寮に異動し、現在に至ります。

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仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?

利用者本位のサービスを提供することです。障がいを持つ方の中には、自分の気持ちを伝えることを苦手とされる方もいます。
だからこそ、日々の関わりの中で、それぞれの思いを汲み取り、支援につなげることを心掛けています。

印象に残っている利用者支援はありますか?

新任職員の時、初めて担当した利用者さんの支援は今でも心に残っています。その方は障がいのため、ご自身の力で身体を動かすことが難しく、話せる言葉は「いやや」と「うん」だけでした。
普段は何をしても「いやや」と返ってくることが多かったのですが、その一言の中にも、ご本人が伝えたい思いはいくつもありました。表情や口調など、日々の関わりを重ねる中で、その方の思いが少しずつ分かるようになっていきました。
そして、好きなことや、やりたいことができた時には、「うん」と笑顔で返事をしてくれたんです。その経験は、今でも私の利用者支援の原点です。

後輩育成で意識していることはありますか?

固定概念にとらわれず、新しい考えを尊重することです。後輩が「やってみたい」と思うことにチャレンジできるよう、サポートしたいと考えています。

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福祉の仕事を目指す方へ、メッセージをお願いします。

福祉は、幸せを目指す仕事です。人と密に関わる仕事だからこそ大変なこともたくさんありますが、これほど人生に向き合い続ける仕事は、他にはないかもしれません。
目立たない仕事も多く、成果が出るまでに時間がかかることもあります。それでも、利用者さんとの日々の関わりや支援の中にある小さな成功や喜びに、やりがいを感じています。福祉の仕事に、ぜひチャレンジしてみてください。

Nさんの#ジキョれは
「言葉の奥にある思いを汲み取ること」でした。

はっきりした答えが返ってこない時も、諦めずに関わり続ける。
その積み重ねが、利用者さんの笑顔につながり、支援者自身の原点になっていきます。

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