Welfare
救護・生活困窮者支援
「助けを必要としている人のそばに、いつもいる」——
大阪自彊館は、その創設以来変わらない使命のもと、
生活に困難を抱える方々への支援を続けてきました。
住む場所を失った方、経済的な理由で生活が成り立たなくなった方、
様々な事情から社会とのつながりが薄れてしまった方。
大阪自彊館では、そうした一人ひとりの状況に寄り添いながら、
生活の立て直しと社会への参加を支援
しています。
History
大阪自彊館の救護の原点
「何とかならぬか」から
始まった支援の歴史
大阪自彊館の救護事業は、
福祉制度が整っていない時代に始まりました。
目の前で困っている人を見過ごさない。
その想いから生まれた支援は、100年以上経った今も変わりません。
制度や社会の仕組みが変わっても、
困難を抱える人に寄り添い続けること。
それが大阪自彊館の救護・生活困窮者支援の原点です。
- 大阪自彊館の
救護・生活困窮者支援とは - 救護施設は、生活保護法に基づき、身体や精神の障がい、病気、社会的孤立など様々な理由により生活が困難な方が入所し、生活の安定と自立を目指すための福祉施設です。
衣食住の支援だけでなく、医療機関との連携、生活リズムの回復、社会参加の機会づくりなどを通じて、安心して暮らせる生活基盤を整えていきます。大阪自彊館では、利用者一人ひとりの状況に合わせた個別支援を行いながら、社会復帰に向けたサポートを行っています。
Features
大阪自彊館の救護の特徴
-
あらゆる生活課題に寄り添う
住まい・お金・健康・仕事など、生活に関わるあらゆる課題に、社会福祉士・精神保健福祉士等が対応します。その方に応じた個別の支援計画を策定し、それぞれの自立に向けた支援を行います。
-
多機関と連携した支援体制
行政・医療・福祉・就労支援機関など、地域の多様な機関と連携しながら支援にあたります。一つの機関では解決が難しい複合的な課題にも、チームで対応します。
-
社会参加まで見据えた
長期的な関わり緊急の生活支援から、就労・社会参加のサポートまで、継続的に関わり続けます。「自立」とは、一人で誰にも頼らず生きていくことではなく、必要な時は他者の支えや社会資源を活用できる状態です。その実現を一緒に目指します。
SDGsへの取り組み
大阪自彊館は、誰一人取り残さない社会の実現を目指し、生活困窮者支援、地域福祉、多様な自立支援を通じて、
持続可能な地域社会づくりに取り組んでいます。これからも福祉の力で、人と地域の未来を支えていきます。
- 取り組みにより
達成可能なSDGs目標 -
Services
支援・サービス内容
-
Service01
生活保護
経済的に困窮し、最低限度の生活を維持できない方に対し、福祉事務所が必要性の判断を行い、生活・住居・医療などの扶助を行います。
-
Service02
救護施設
福祉事務所が対象者に救護施設入所の必要性があると判断した場合、施設担当者と面談等の上、措置入所となります。
利用者には、衣食住環境の提供とともに、自立に向けた個別支援を行います。 -
Service03
生活困窮者就労訓練事業
ひきこもり等の様々な課題によって、一般就労が難しい方に対し、支援付きの就労体験等を通じて、段階的に一般就労への移行を目指す中間的就労の仕組みです。
-
Service04
緊急一時宿泊
突発的な災害やトラブル等で住居を失った、または避難が必要な方に対し、主に行政(福祉事務所・警察)からの依頼を受け、一時的な宿泊場所と生活支援を提供します。
-
Service05
生活困窮者自立相談支援事業
多様で複合的な課題を抱える方に対し、他法・他施策の窓口や地域のネットワーク、関係機関等と連携し、相談者の自立に向けた支援を行っています。
-
Service06
緊急一時保護所
生活困窮、DV被害等の様々な理由が相まって、既存の制度では対応できない住居を喪失した方を一時的に保護します。
対象は主に母子、父子、家族、行き場のない刑余者、単身女性。
対象者に衣食住環境を提供し、公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士等の専門資格を有する職員が、次の安定した居住地や生活スタイルを確立させるため、依頼してきた機関とともに支援します。
Facilities
施設一覧
-
西成区 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 白雲寮
白雲寮は、南海本線 天下茶屋駅から徒歩12分の通いやすい立地にあり、疾病や障がいにより日常生活が困難な成人男性を対象とした救護施設です。「自彊不息」の精神のもと、依存から自立へのステップアップを基本方針とし、一人ひとりの人格を尊重した「こころに響くサービス」を提供しています。施設内での自立支援から、日中活動や訓練を通じた地域生活への移行、さらに退所後の定着支援までを計画的に実施。個々のニーズに応じたきめ細かなサポートで、豊かな生活の実現を目指します。
-
西成区 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 JIKYO
令和4年6月に開設されたJIKYOは、南海本線 萩ノ茶屋駅から徒歩5分の通いやすい立地にあり、白雲寮の伝統と110年の法人理念「自ら強くする(自彊)」を継承する新しい救護施設です。身体・精神の障がいや「生きづらさ」により生活が困難な方に対し、日常生活支援や生産活動を通じて、その人らしい自立をサポートします。また、居宅生活訓練や退所後の通所・訪問事業にも注力。個々のニーズに特化した切れ目のない支援を行い、地域生活へのスムーズな移行と定着を目指します。
-
西成区 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 ひきふね
平成28年に「甲子寮」から名称を改め移転新設された「ひきふね」は、阪堺電軌阪堺線 今池駅から徒歩2分の通いやすい立地にあり、障がいの種別を問わず、日常生活が困難な方が健康的に自立を目指す施設です。利用者個々のニーズに応じた個別支援計画に基づき、作業訓練や日中活動を柔軟に実施。また「保護施設通所事業」を通じて、退所後の訪問・相談支援にも注力し、地域生活の定着を支えています。地域に愛される施設として、利用者と職員が笑顔で歩める支援を大切にしています。
-
西成区 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 三徳寮
創立者の名を冠した三徳寮は、JR新今宮駅から徒歩3分の通いやすい立地にあり、障がいや疾病により独居が困難な方を幅広く受け入れ、自立を支援する施設です。個別支援計画に基づき、日中活動や作業訓練を通じて課題克服を支えるほか、地域交流行事も盛んです。また、あいりん地域の福祉拠点として、結核療養支援事業や地域図書館「新今宮文庫」の運営など先駆的な活動を展開。利用者の自立のみならず、地域の生活改善と居場所づくりに率先して取り組んでいます。
-
滋賀県 高島市 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 さわやか荘
琵琶湖を望む豊かな自然環境に位置するさわやか荘は、「生産する施設」を掲げ、作業訓練を軸とした自立支援を行っています。農作業や陶芸、和紙製作に加え、館外作業などの多彩なメニューを通じて、心身機能の維持と自立心の養成を図ります。利用者の重度化や多様化するニーズに寄り添い、個別支援計画に基づいた最適な活動を提供。地域行事や奉仕活動も積極的に行い、地域に「開かれた施設」として豊かな生活の実現を目指します。
-
滋賀県 高島市 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 橡生の里
生き生きと成長した橡(とち)の木をシンボルとして、橡生の里は日々の生活に活気と成長を促す支援を行っています。また、個別支援計画に基づき「生活介護・生活訓練・機能訓練」を日中活動に導入し、多様なニーズに応えるための生活施設です。カフェテリア方式の食事提供や日常的な健康相談、医療連携により、安心で満足度の高い生活を支えます。その他、地域行事への参加や清掃活動、ボランティア団体との交流も盛んです。「自彊不息」の理念のもと、一人ひとりに寄り添い、生きがいと潤いのある生活の実現を目指します。
-
滋賀県 高島市 救護・生活困窮者支援 施設サービス
救護施設 角川ヴィラ
角川ヴィラは、高齢者や障がいのある方の介護・自立支援を行う施設です。「250人の住む町をつくる」を合言葉に、利用者主体で運営される「やまびこ会」を通じて、意見交換や交流が活発に行われています。バリアフリー化された快適な居住空間を基盤に、機能訓練や生活介護、自然を活かした野菜栽培など、多角的な日中活動を展開。
-
西成区 救護・生活困窮者支援 事業所 施設サービス
三徳生活ケアセンター
三徳生活ケアセンターは、JR新今宮駅から徒歩3分の通いやすい立地にあり、一時的な支援を必要とする成人男性の心身のリフレッシュと自立促進を目的とした入所施設です。高齢や病弱、路上生活などの理由で緊急の援護を要する方を幅広く受け入れています。近年は心の病を抱える方の利用も増えており、性的マイノリティの方や世帯の方の受け入れに近隣アパートを活用するなど、多様なニーズに柔軟に対応。社会情勢の変化に寄り添いながら、安心できる休息と再出発の場を提供しています。
-
西成区 救護・生活困窮者支援 事業所 地域包括支援センター等
野宿生活者巡回相談室
大阪市からの受託事業として、公園や河川敷などで野宿生活を送る方々を支えるアウトリーチ活動を展開しています。巡回相談員が直接現場へ出向き、面接を通じて生活状況や悩みを把握。医師・看護師による健康相談や精神保健相談も実施し、心身の両面からサポートします。各区の保健福祉センターやNPO等と緊密に連携し、一人ひとりの状況に応じた適切な支援や自立への橋渡しを効果的に進めています。
これからの救護・生活困窮者支援
大阪自彊館の救護・生活困窮者支援は、まだ福祉制度が整っていない時代に始まりました。
「何とかならぬか」という問いから生まれた支援は、
制度の有無に関わらず、目の前で困っている人を支えるという姿勢を大切にしてきました。
そして100年以上が経った現在、
社会の仕組みは大きく変わりましたが、生活困窮の形はむしろ多様化しています。
高齢化、孤立、制度の狭間、家族や地域とのつながりの希薄化など、
複雑な課題が重なり合っています。
大阪自彊館では、これまで培ってきた救護事業を基盤にしながら、
今の社会に必要な生活困窮者支援のあり方を模索しています。
これからも、困難を抱える人のそばに立ち、
その人が社会の中で生きていく力を取り戻す支援を続けていきます。