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大阪自彊館 命名の由来と理念

自彊とは「自ら強くする」という意。古代中国の書、易経に「天行健なり。君子は自彊息(や)まず」とあり、ここからの出典です。「天、つまり宇宙の動きは、太陽、月、星すべてが整然と動いており、寸毫の狂いもなく正確である。(それと同じく)人々が模範と仰ぐ君子は、自分で努力を続け、一日一刻も休むことを知らない」という意味です。

貧しい人々のための施設を開設するにあたり、「自彊」を冠したのは、創業四年前に公布された戊申詔書の趣旨を実践に移したといえます。

大阪自彊館が創立した際、正門前に掲示した看板に「一、本館は戊申詔書のご趣旨を本としてできたのであります」と明記していました。詔書が発布された明治41(1908)年、日本は大国ロシアとの戦争に勝利を収め好景気に沸く中、欧米列強に伍して近代国家への道を歩き始めました。

しかし、一方では軽佻浮薄の風は広がり、底辺では貧しい人々が増え、社会は安逸の中、不穏の空気さえ動き始めていました。この風潮を戒めたのが戊申詔書です。

詔書は「よろしく上下心をいつにして…華を去り実につき、荒怠相戒め自彊息まざるべし」とあります。中村三徳(なかむら みつのり)はその趣旨を大阪で実現すべく「大阪自彊館」と名付けました。

【戊申詔書(ぼしんしょうしょ)=天皇が国民に向けて発する重要文書】

大阪自彊館 基本信条

信条1
時代の福祉ニーズとその変化を洞察しつつ、大胆かつ適切に対応し、
常に先駆的、開拓的役割を果たします。
信条2
あいりん」とともに生き、風雪に耐えてきた歴史的使命を継承し、
「あいりん」が抱える課題に積極的に取り組みます。
信条3
創業の精神である「自彊不息(じきょうやまず)」の理念を不変の方針とします。
信条4
この人の人格は守られているのか」の視点から、利用者一人ひとりの人格を尊重し、
「その人」に即した過不足のない適切なサービスを提供します。
信条5
職員一人ひとりが、それぞれの業務を日々着実に遂行し、
より質の高い「こころに響くサービス」の提供に努めます。